相性の占い方

宿曜占星術の相性とは

宿曜占星術での相性占いは、宿の性格による相性の良し悪しだけでなく、「距離」という概念を用いて詳細に占います。
27宿を円状に配置した「占星盤」を用いて、互いの宿の位置(距離)によって相性を判断します。

まずは宿曜占星術の相性の種類についてです。
宿曜占星術の相性は、占星盤上の配置から以下6つの関係に大別されます。

相性を見る時は、相手との関係性の正しい理解が必要です。
昴宿と畢宿の関係は「栄・親」の相性ですが、昴宿にとって畢宿は「栄」の相手、逆に畢宿にとって昴宿は「親」の相手となります。
占星盤上で自分の本命宿を「命」の位置に置き、相手の宿の下にある文字を見ます。その文字が示す影響を受けると考えてください。
例えば、畢宿の下にある文字は「栄」なので「昴宿は畢宿から繁栄を受ける」、柳宿の下にある文字は「壊」なので「昴宿は柳宿から破壊を受ける(破壊される)」というように判断します。
ただし、それぞれの相性の組み合わせは立場が逆転することがあります。この逆転現象は特に「安・壊」の相性において注意が必要です。安の相手だからと油断をしていると一転して自らが破壊される側になり、思いもよらない被害を被ってしまいます。相性はいつでも変化しうる表裏一体のものです。

続いて距離の種類です。
距離は以下3つとなります。占星版を大きく3つに分けるイメージです。

「距離」は本命宿から各相性への距離で判断します。
「命業胎」を除き、相性を表す「栄~親」は占星盤上にそれぞれ3つずつ存在します。「栄」あれば、畢宿と軫宿と女宿です。その中で、最も本命宿に近いものは畢宿、次が女宿、最も遠いものが軫宿となります。
すなわち、近距離の栄が畢宿、中距離の栄が女宿、遠距離の栄が軫宿となります。

上記の「相性」と「距離」を組み合わせることで、宿曜占星術の大きな特徴の一つである詳細な相性占いが可能になります。
「命・業・胎」の関係には距離の概念は無いため、「栄・親」~「危・成」の関係に、それぞれ距離を組み合わせます。

「栄・親」の関係の例を以下の図で確認しましょう。

以上が宿曜占星術における相性の占い方の説明となります。
ここで述べた相性占いの特性を理解しながら、双方の宿の特徴を把握して、人間関係を円滑にすることが宿曜占星術の相性占いの真髄です。
各相性の具体的な説明は、27宿の相性ページや無料の相性占いにてご覧いただけますので、ぜひご活用ください。